丸善雄松堂(本社:東京都中央区/代表者:代表取締役 矢野正也/以下:丸善雄松堂)は、東京都港区からの委託を受け、2026年度より区立小学校全19校で児童の朝の居場所づくり事業(モーニングスクール)を開始いたしました。
本事業は、社会課題となっている「小1の壁」への対応を目的に、早朝登校児童のために学校図書館を開放し、学校司書や学校図書館支援員を配置するものです。読書活動を通じて子どもたちのまなびと成長を支援し、単なる待機場所ではなく、「知とまなびのある朝の居場所づくり」の実現に取り組んでいます。
【背景】
近年、共働き家庭やひとり親家庭の増加などを背景に、保護者が出勤してから小学校の始業時間までの間、児童が一人で自宅で過ごさなければならない、あるいは校門が開くまで校外で待機せざるを得ないといった状況が生じています。こうした、子どもの見守りや保護者の就労継続に関わる課題は、いわゆる「小1の壁」として社会的な問題となっており、こども家庭庁においても対応が進められています。
また、子ども家庭庁による令和6年度の「小学校の長期休業中におけるこどもの居場所に関する調査研究」では、学校がある日の朝における自宅以外の居場所の利用意向について、保護者の3割が利用を希望していることが明らかになりました。さらに、居場所として学校を希望する保護者も多く、学校を活用した安全・安心な居場所づくりへのニーズの高さがうかがえる結果となっています。
港区では、2025年度からモデル校2校にてエデュケーション・アシスタントを配置し、朝の居場所づくり事業(モーニングスクール)を試行的に開始しました。この試行実施を経て、2026年度から委託を導入し、区立小学校全19校にて本格的に本事業を展開することになりました。
【概要】
本事業の特徴は、朝の見守り場所を学校図書館とし、さらに見守り体制として学校司書や学校図書館支援員を配置している点にあります。
当社はこれまで、公共図書館の運営や大学との共同研究を通じて、子どもの読書活動やまなびに関する知見を蓄積してきました。こうした経験を活かし、本事業では、早朝に登校した児童が始業時間までの時間を有意義に過ごせるよう、見守りに加えて読み聞かせや読書支援を実施しています。学校図書館を活用した読書活動を通じて、単なる待機場所ではない、「知とまなびのある朝の居場所づくり」を支援しています。

*児童の朝の居場所づくり事業のイメージ

*港区立小学校図書館で実施した当社従事者の研修風景
【今後の展開】
当社は、本事業で培われる知見やノウハウを活かし、子どもたちのまなびや居場所づくりに関するさまざまな社会課題の解決に貢献してまいります。今後も学校・自治体・地域と連携しながら、「知とまなびのある居場所づくり」の取り組みをさらに広げ、子どもたちが安心して成長できる環境づくりを推進してまいります。
【参考情報】
● 丸善雄松堂について https://yushodo.maruzen.co.jp/
丸善雄松堂は、大学をはじめとする全国の教育・研究機関への学術資料の提供や学習空間・商空間のプロデュース、図書館など教育機関・文化施設の運営支援等の事業を通じ、150年以上にわたり、日本の教育・科学・文化の発展に貢献してきました。現在、こうした知見をもとに、地域や社会に広がる「まなびのつながり」を育み、人びとの持続的なまなびを促進する環境づくりを支援しています。
※2016年2月に丸善㈱(1869年1月創業)と㈱雄松堂書店は経営統合し、丸善雄松堂㈱になりました。
取材・お問い合わせ
■本事業に関する問い合わせ
丸善雄松堂株式会社 アカデミック・プロセス・ソリューション事業部
Mail : my_aps@maruzen.co.jp
■丸善雄松堂株式会社に関する問い合わせ
丸善雄松堂株式会社
担当 : 総務・統制部 広報担当
Mail : ml-mycc@maruzen.co.jp
TEL : 03-6367-6006
FAX : 03-6367-6153
